どりこの坂 【大田区】 [slope]
東急東横線多摩川駅のすぐ近くにあるのが「どりこの坂」。
「どりこの」とは昭和初期に販売されていた清涼飲料水。
この「どりこの」を発明した医学博士・高橋孝太郎氏が坂上に
屋敷をかまえたのがその名の由来です。
田園調布の豪邸が立ち並ぶ一角にある、ちょっとセレブな坂です。
「桜坂」に負けず劣らずの桜が綺麗な美坂です。
かつては「池山の坂」と呼ばれていました。
気になる「どりこの」の味ですが、カルピスのようなものだったそうです。
ちなみに当時の販売元はなんと講談社。
今でこそ出版社として有名な講談社ですが、戦前は薬や石鹸も販売していたそうです。
坂上から。
実に美しいS字カーブを描きながら下ります。
坂下には東横線の車両がチラリ。近くの聖フランシスコ修道院からは
時を告げる鐘の音が聞こえてきます。
こんな坂の近くに住んでみたいけど、宝くじが当たっても無理ですね(笑)
桜が散り始めると、舞い散る花びらが視界を埋め尽くすんですよ。
まさに桜吹雪。実に美しい光景です。
今週末あたりが見ごろですかね。
坂には桜がよく似合う。
桜坂ほどメジャーではありませんが、その分静かな雰囲気で坂と桜の
共演を楽しむことができます。
桜坂を訪れた際には、是非寄ってみてください。
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