おばけ階段 【文京区】 [slope]
根津神社近く、細い路地を進んだ先にある、その名もなんと「おばけ階段」。
何ともそそられるネーミングですね。
上るときと下るときで段数が違うことから、この名がついたとか。
前回紹介した「異人坂」とは1ブロック隔てた場所になります。
かつては塀と藪に囲まれ、すれ違うのもやっとの細さだったそうです。
現在は塀が取り払われ、途中から新たな階段が増幅されています。
向かって右側、雑草が生い茂ってた場所も現在は工事中。
明るく開けた階段坂になってしまいました。
坂の中盤、道がやや折れ曲がる地点。
階段の上のほうは塀が残されており、かつての面影が少しだけ垣間見えます。
薄暗く見通しの悪い階段坂は、本当におばけが出そうな雰囲気だったのかもしれません。
坂上からの眺め。
以前は遠くまで景色を見渡せたそうですが、現在はマンションに阻まれ
展望はあまり望めません。
時代とともに坂の風景も変わっていくんですね。
ちなみに僕も階段の段数を数えてみましたが、上り下りともに39段でした。
明るく生まれ変わった階段坂には、もうおばけは出てこないのかもしれません。
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